「ヒンプン」という言葉は、最近耳にすることが多くなりましたが、
もともとは、中国に端を発していると思われます。
沖縄では、目隠しの塀をさしていいます。
ヒンプンの位置が母屋の中央部にあることより、内と外とのプライバシーを
柔らかく仕切っている役割を果たしています。
石垣島の House6 古民家新築でも当然古来の用い方で設置していますが
現代の手法としても 同じく石垣島の House2でも現代風に形を変え、
建築の一部として用いました。
縦格子のヒンプンです。
これは、先に投稿した雨端(アマハジ)とヒンプンを組み合わせ、玄関部分のプライバシーと雨の多い沖縄を意識して設計したものです。
私は、コートハウス的な完全に遮蔽した空間は、好まないので塀の高さなどは、古民家の形状を参考に決めています。