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沖縄に木造住宅を造る意味


沖縄県内でで建築される建物の約77%は鉄筋コンクリート造です。

木造の建物は、鉄筋コンクリート造の高騰を受けて増えつつありますが、

鉄骨造などを除き、14%くらいに留まっています。

沖縄は、本土とは違う気候や文化があることはご承知の事とは思いますが、

建築の3大弊害として、台風、白アリ、塩害という障害があります。

こと、台風においては、沖縄戦後の焼野原に材料難の中、木造で建てられた小屋が台風により倒壊し、アメリカ軍のもたらしたコンクリート造が、普及し現在の在来工法となっています。

いまだに、沖縄においてのコンクリート神話は健在ですが、

現在は、本土における自然災害や工法の技術革新によって、安全な住宅を供給できるようになりました。

工法においても、本土で一般的なプレカット工法を使用して、

安全で均一な施工性が確保されました。

また、阪神・淡路の震災により木構造の接合部が見直されるきっかけとなり

倒壊を防ぐための筋違の補強金物が強固になりました。

また、白アリの対策ですが、(社)日本木材保存協会の認定を受けた安全な薬剤である

ホウ酸処理を窯入れで行う技術によりシロアリ対策も昔ほどの心配を要さずに済みます。

何より、コンクリートと違って熱容量の低い木材は、蓄熱量も少なく、

コンクリートのような寝苦しい夜を少なくさせます。

私は、赤瓦の古民家を新築する物件を通して、その快適性の効果を実感し、

現在、実現可能な技術によって、沖縄の気候風土に合った建築があるのではないかと考えました。

先人の知恵である赤瓦の住宅の良さや、現在の技術革新された工法、素材を使って沖縄型の木造住宅をこれからも提案していこうと思います。

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